「信念」を持つことの弊害 【ムリな願望が成功遺伝子をOFFにしている】
信念の落とし穴2.時代の流れを見る目を鈍くしてしまう
二つ目は、信念はビジネスにおいて大きな欠点になるということです。
「私はこの仕事を一生貫くんだ」という信念を持っていた経営者がいるとします。
しかし、時代がどんどん移り変わり、もうその仕事を社会が求めなくなったら、
いくらその仕事に信念を持っていたとしても、その仕事で発展することは至難の技です。
時代の流れに取り残されていると、間もなく倒産の憂き目に遭ってしまいます。
信念を強く持っていれば持っているだけ、長くもがき苦しむことになるのです。
先の北澤氏のように
「父が苦労をしてここまで築き上げた会社だから、何が何でもこの会社を潰してはいけない」
という信念を持っている二代目経営者も多いのですが、
そういう信念も、時代が変われば大きな欠陥になる可能性があるのです。